はるのくま

よく、春の熊は危険だって言うよね。冬眠から覚めて、こぐまと一緒に森をゆく母熊。
この間、道端に白い犬がつながれていた。JRのポスターの影響で白い日本犬に焦がれている今日この頃。だからおずおずと近づいた。思いっきり吠えられてしまい退散。充血した目のその犬の腹は、なんだか大きかった気がする。
今日の帰り道、ラーメン家の脇の陰の中から柔らかそうな白猫が飛び出してきた。思わず見惚れかけたら、後からもっと柔らかそうで、すごく小さな白猫が二匹登場。真っ白な子猫なんて初めて見たよ。凝視する人間を警戒した母猫は、すぐにまた陰の中へ。


何年かぶりで前髪をつくった。山手線の中で「歳月」ってものを実感することになろうとは。浪人時代に通った駅の名を、スーツ姿で耳にしたせい。