丹精

 昨晩のはなし。ひろがり続けるもやもやに黙って巻かれていたって良いことはひとつもないので、「この内容を登録」した後、御礼メールの送信作業にとりかかった。(サークル活動の延長線で、初めての「れっきとした社交の場」で大名刺交換会を体験してきたのだ。)去年はもう一生分のメールを送信したような気がしたが、今年もいよいよこれからだな…などと思いながら、わずか2通を送信して就寝。今日は、用で外に出ていた以外の時間はずっとコツコツと続きに取り組む。一体何を「よろしくお願い致します」なのか、という元も子もない疑問に支配されそうになるが、早くも届いた返信メッセージが嬉しくて、途中放棄せずに済んだ。こちらが得るものはあっても、むこうにお渡しできることなど無いに等しいようなものなのに、丁寧な返信が(想像していたよりもはるかにたくさん)届いて、ありがたいなぁと思ったのだった。とにかくメールには、いちいち心を込めよう、と心に決めた。会話も下手だしね、文章ならば時間がかけられる。

 「丹精」という言葉はずっと、「丹精込めて(99%の確率でこのあとは“作った”と続く)」という使い方しか知らなかった。そのため、銀行の傍の花壇に「丹精していますので踏み荒らさないで下さい」という札が立っているのを見たときはとても新鮮だった。たぶん七年前の出来事。
もや(略)は粗方消えたようだ。

ハロー、にがつ!