はじめましてとどうぞよろしく

 きょうは我ながらよく仕事したな〜という、「頑張った後特有のハイテンション」に包まれている午前二時。イベント実行委員の仕事は、いくつもの話し合いと幾度もの足踏みのようなステップの末、いよいよその実の部分にこの手が届こうか、というところまできた。告知に次ぐ告知、とにかく告知、そんなシーズンを抜けて、データと印刷物に埋もれて云十時間、そんな日々も気付けばもうこんなところまで来ていて、昨日まで「やぁ」すら言ったことの無かった三人のヒトに、今日わたしは電話をかけた。はじめまして、とこれからどうぞよろしくを言うために。卵を抱く鳥のおかあさんのような心持。さあさあこれからだ…。
 部屋から一歩も出ていないというのに、今日のわたしはとても豊かな体験をしたようだよ。
 上記業務のほかにも、もうひとつ。嬉しかったから書いておこう。
 アルバイトその二は、自分の努力と費やした時間が「download」という”相手の見える”数字によって報われていた。詰まるところヒトは、褒められること、認められることを欲しているのだ、というよく聞く文言に深く納得した次第。明日から、なかなか報いを感じることの少ないアルバイトその一のシフトが再開。「いつも笑顔を忘れずにね」って接客業でもないけど魔女宅のセリフを呟いてみる。