エスカレーターにたくさんのった日

 今日は午後から池袋へ。2007年用の手帳を、やっと買えた。今年よりも書き込むことが増えるだろう、と見込んで同じデザインのサイズ違いのものにした。
 そのあとは明日の晩会う予定の三人に渡す本を選ぶため、ジュンク堂へ。この間までの「大江健三郎書店」が、「赤瀬川源平書店」にリニューアルしていた。大江書店の棚は、読んでみたい文芸作品でいっぱいだったけど、赤瀬川書店の棚は“ちょっと気になっているけどあまりよく知らない世界”で埋め尽くされていた。建築好きと猫好きへ渡す本が、ここですんなり見つかった。赤瀬川さんありがとう。最後、おしゃれなピアノ弾きに渡す本を探してあらゆる階をうろうろ。結局、一階の新刊コーナーから、ピアノ弾きにぴったりと思われる翻訳小説を選んだ。(「おしゃれな」というキーワードでは攻め切れなかった。)
 自分には、新潮文庫の『フラニーとゾーイー』を。手元にあるものは、古本屋の店外ワゴンで50円だっただけあって、古文書の風合いを醸し出し(過ぎ)ているため。今日買ったのは60刷(平成18年)。古文書は2刷(昭和51年)だった。まる子に全力を出させたばかりに、自分はしめ鯖一本槍になったともぞうのことがちらりと頭をかすめたけど、満足ッス。あとは三人が喜んでさえくれれば…だけど。

帰宅すると、例のお肉がもう届いたとの連絡が。
 
 欲しかった本が、よくよく調べてみると前橋市内の書店でしか購入することができない状況だった。もう三ヶ月早かったら、著者の公式HPから注文することができたのに…。書店のWEBサイト上に躍る「独占販売!」の文字(まあそんなに大きな扱いでもないけど)が、手の込んだいたずらのようにさえ思えてくる。もしかしたら今晩、電車に乗って旅に出る夢を見るかも。

今日はわれながらよく粘った。この文章も、とても眠いのに随分長々と書いてしまった。